ノマド・ジュンのねはんスタジオ

アートと思索の日々への回帰 ノマドとは知と信を求めてさすらう旅人 ねはんは涅槃で寝半 
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# 「アスカロン」ノートー十三湊
「アスカロン」ノートー十三湊 津軽十三湖と日本海に挟まれて今はひっそりとたたずむ十三湊。ここもどうしても訪ねてみたかった場所。正史に登場するのは13世紀くらいからだが、14〜15世紀(鎌倉・室町)には大陸・半島の窓口である博多と並んで、北方・大陸との交流で栄え日本最大の港湾都市、アジア最強の水軍の拠点でもあったという。その十三湊を築いた安藤(東)氏は古代大和朝廷に最後まで抵抗してこの地に逃れたといわれるナガスネヒコ一族の末裔ともいわれる。ナガスネヒコと往時の隆盛を感じられる痕跡を観想したかったが、それには十分な形では行きつけなかった。 ただ、十三湖の北方は靄山ピラミッドや相内地区に古くから伝わる虫送りの神事など古代の宗教的な雰囲気の強いところだ。「虫送り」は藁で編んだ巨大な虫を最後神明宮の神木に掲げるというものだが、この神明宮、伊勢様式ではあるけど、ナガスネヒコを再葬した場とも伝えられ、朝敵でもあるヒコを大っぴらに奉ることはためらわれるが、ここでひそかに鎮魂している、というようなこともあるのかもしれない。秋田公美の石倉さんも自著「野生めぐり」のなかでチラッとそのことにも触れられていた。この神明宮、この相内地区と十三湊の上(北)方と下(南)方にきれいなトポロジーを描いて配列されている。 そして、十三湖に浮かぶ中ノ島。ここは訪れるまであまり意識していなかったのだが、とても宗教的オーラの強い場所。現在は資料館とキャンプサイドが目立つくらいだが、この地の成り立ちにおいてとても重要な場所なんだなと推察。 14〜15世紀が最盛期としてもこの地の北方との交流は古代(先史)から連綿と続いていたはずではある。それにしても、そのさらに四千年前には三内丸山にあのような巨大建造物がすでに存在している。その関係性はやはりどうもピンとこないのだ。陸奥湾の奥、三内丸山は他方に環太平洋的なネットワークの北方での集積地としての意味でもなければ、少し大きすぎる気がする。まあ、物語として想像するしかないけど・・。
| comments(0) | trackbacks(0) | 20:42 | category: アスカロン |
# 「アスカロン」ノートー津軽
「アスカロン」ノートー津軽 「アスカロン、起源の海へ」で取り上げた場所、課題についてもう少し思索を進めてみたいと思います。ご興味ある方どうぞ。 津軽。物語の中で古代シリアのアスカロン神殿が火に包まれたあと、キリトが、アルメニア〜ユーラシア〜その東端をへて列島に上陸した地点が津軽です。時系列を逆に回しているし、とぎれとぎれになっていますから、わかりにくいかもしれませんが、全体の構図はそういう設定になっています。 津軽は土地を歩いたという形で訪れたのは3度あるのですが、3年前に訪れた3度目の印象がいかにも強烈でした。キリトの上陸地点を津軽西海岸の十三湖に設定しているのですが、ここは古代の因縁が匂う魅力的な場所です。後ほどまた触れます。 陸奥湾の奥の三内丸山遺跡はあまりにも有名ですが、ここも不思議なところですね。巨大構造物を伴う縄文中期の大きな集落が確認されている。不思議だなと思うのが、弥生への移行期である後期、晩期のものは見当たらないのに巨大構造物が建立されていて、権力、経済に当たるものが展開していた可能性があるということ。当時の陸奥湾の奥は現在でいえば東京湾の奥に当たるくらい「政治・経済」の中心であったことが想起されます。しかもここでは、弥生から古墳期以降の特徴とされる集落管理、法制度がある程度機能していたのではないのか。「アスカロン」でも書きましたが、ここはもっとも発達した縄文人と初期の弥生人がバランスよく融合しながら暮らした可能性のある土地です。北方からの知恵も。縄文と弥生の区別もそのうち崩れるかもしれませんね。そして何度となくすぐ北の大十和田の大噴火に遭遇した地でもあります。幾度となく文明の断裂があることが想像されますが、もう少しきっちり観想したいな。三内丸山と十三湖あたりにいた人たちや逆に東の八戸あたりに展開していた人たちの関係性。これもとてもスリリングで興味深いものがあるはずです。下北半島の恐山など地獄のイメージも、たぶん近世以降に固まったものだと思われます。おそらくもう少し暖かく優しい場所だったのではないのか。またじっくり訪れてみたい。
| comments(0) | trackbacks(0) | 20:38 | category: アスカロン |
# 「摂食障害」と「アスカロン」
とりあえず一区切りです。「摂食障害病棟」と「アスカロン、起源の海へ」並べてみました。物語は区切りどころかますます意味不明の膨張を続けていますが、別にこの世にいる間に完結しなくてもよい気もします。あの世で裏から見て「ああ、そういうことだったのね」と。先日の横浜でのトークイベントで。
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:36 | category: アスカロン |
# 「アスカロン、起源の海へ」パネル
「アスカロン、起源の海へ」 日本海新聞社からパネルをいただきました(頼んだわけではないのですが・・)。「時空超えた知の冒険」ほぼ死語と言ってもよいほどベタで懐かしいフレーズですが、とても大切なことでもあると思います。物事を予知することはできませんが、いくらかでも時空を超えて考えていればいろんなことが起きるときに「予想外」にはならず、流れの中に身を任すことが可能です。大戦後だけでも米ソ二大国、アメリカ・EUによるグローバル支配と見えたのはいずれも幻影で、深いところではそういう流れにはなっていなかったということになりそうです。「アスカロン」の対話の中でも登場人物たちが知の冒険をやっているわけですが(やらせているのは私ですが)、誰もがそれぞれにやるべきことだと思います。日々は淡々と過ぎます。私たちはせっかくの「人生」という奇跡の中にいます。それは少々喋れなくても、手足が動かなくても、同じ奇跡を共有しているわけです。 「アスカロン」は隣の配列は変わりましたが、今週も第一位をいただきました。ありがたいことです。私にとって「出版」はお祭りであり、人生も、まあ、そのようなものかもしれません。
| comments(0) | trackbacks(0) | 19:20 | category: アスカロン |
# 「アスカロン、起源の海へ」新聞掲載
「アスカロン、起源の海へ」新聞掲載 本日、地元紙「日本海新聞」に紹介記事を掲載していただきました。「時空超えた知の冒険」、少し前に取材を受けていたのですが、すっきりとうまくまとめていただいています。感謝!
| comments(0) | trackbacks(0) | 20:38 | category: アスカロン |
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